創部100周年を祝して

%e3%83%80%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%89-1立教大学校友会

会長 田尾兵二

  この度、立教大学体育会テニス部が創部100周年を迎えられ、また、大正5(1916)年の創部から1世紀にわたる足跡を記した「100周年史」が刊行されると聞き、心よりお喜び申し上げます。

  テニス部が創設された大正5(1916)年は、立教大学のキャンパスは築地にありましたが、創部2年後の大正7(1918)年に立教大学は池袋に移転しました。そのことからも、テニス部の歴史はまさに池袋とともに始まったとも言えなくもありません。移転当時の池袋キャンパスは、近辺には畑地が広がるような、まさに「紫匂える武蔵野原・・・」でありましたが、テニス部は旧診療所あたりにテニスコート一面を有し、活動されていたと聞き及んでいます。そのような何もない当時から歴史と伝統を重ね、現在に至るまで体育会活動を通じて立教大学の発展に寄与してきたことはもちろんのこと、多くの活躍するOB・OGを輩出し、社会に貢献してきたことに心から敬意を表します。

  立教大学校友会も、専門学校令による立教大学が認可された明治40(1907)年に「立教学院校友会」として設立されてから今年で109年目を迎えました。立教大学校友会もテニス部と同じく、立教大学と歩みを共にしてまいりました。立教大学校友会は同窓会組織として会員相互の親睦を図ることで引き続き立教大学の発展に努める所存ですが、テニス部におかれても日々の活動を通じて、「社会に貢献できる人材を育成する」というテニス部の活動目標を具現化され、さらなる発展を遂げられることを切に願っております。

 立教大学体育会テニス部創部100周年、誠におめでとうございます。