立教大学体育会テニス部創部100周年をお祝いして

同志社大学体育会テニス部
OB・OG会
会長  港 章

立教大学体育会テニス部創部100周年心からお喜び申し上げます

貴校テニス部と同志社大学テニス部とは実に90年前から固い絆で結ばれています。今から89年前の昭和3年に第1回定期戦が立教中島弘主将・同志社川廷善一郎主将のもとで京都で開催され、貴校が5-4で勝利されたと記録されています。

その翌年から大学あげて全運動部の定期対抗戦が始まりましたが、テニス部が全運動部で最初に同立定期戦を開催したのです。

それから第2次大戦中の3年間の空白期間を除き、絶えることなく毎年東京と京都で交互に毎年開催され、深い友情と青春の絆を結んできました。

戦前の先輩達からは大学王座戦のない昔、4年間の部活動で同立戦が最も重要視され、貴校に勝利することに青春の総てをかけて戦ったと聞いております。

戦後昭和30年・40年代の貴校黄金時代は同志社は毎年敗け続けましたが、その期間中も貴校テニス部の皆様はベストメンバーで臨まれ、全力で戦っていただき、友好親善を深め。温かく接していただきました。

その後昭和50年代から平成時代は同志社の優位が続いていますが、深い伝統に守られた友情は絶えることなく、数々の新しい歴史を刻み、青春のレールを築いて今日に至り、今年は第86回と聞いております。

校祖新島襄は,「大学の完成は200年を要する」と語っていますが、同志社は現在創設140年、テニス部は創部111年になりますが、同志社テニス部は今後90年かけて我々の夢である大学王座の頂点に立てるように精進してまいります。いつの日か貴校と大学王座の雄を競う日が実現できることを信じております。

最後になりましたが、貴校OB・OGの皆様はじめ関係各位の100年の友情に感謝し、心からお礼申しあげますとともに、今後ますますのご発展をお祈りいたします。