立教テニス部は4年間では終わらない

提供者: 平成19年(2007)-高橋泰洋。 区分: 寄稿文

 
 誰もが立教テニス部にいた4年間に、多くの思い出があると思います。良い思い出もあれば、悪い思い出もあると思います。昇格した思い出もあれば、降格した思い出もあると思います。人によっては責任を感じている人もいるかもしれません。
 
 4年間という時間はとても短く、その年にテニス部に入る人数や外部環境等、コントロールできない部分も多々あるので、満足いく結果を出せないこともあると思います。

 立教の学生としては4年間しかありません。しかし、立教テニス部は4年間では終わりません。

 私は今も立教テニス部の一員だと思っていますし、今後もそう言い続けます。私が立教テニス部ファミリーになったのは大学入学からですが、学生時代からお世話になっている多くのOB・OGの方々が、今も立教テニス部の為にご尽力いただいています。私も自分がお世話になった分、今後現役の学生の皆さんの役に立てるように頑張っていきたいと思っています。

 しかし、多くの方がそのような思いがあっても、卒業後いくつも壁が出てきます。仕事や結婚等で東京から離れてしまう、子供が産まれた、子育てが忙しい、仕事が大変など、あげればきりがありません。それを無理して立教テニス部に関わり、仕事や家族やその他に弊害がでてしまうのは本末転倒だと思います。

 サポートできる人が、無理せずできる内容を行えればよいと思っています。サポートというと何か大きなことをしなくてはいけないと思ってしまうかもしれませんが、たまたま予定が空いているから試合や練習、納会等に顔を出す、そのようなことでも十分サポートになると思います。それも事情によりできない方もいらっしゃるかもしれません。その方は、環境が変わり、少しでも時間ができるようになったら何か関わろう、そう思い続けていただくだけで結構だと思います。

 残念ながら現状は、サポートしていただいているOB・OGの方が固定化されています。仕事・家庭環境においてサポートできない状況の方が多いとは思いますが、自分が行っても何の役にも立てない、それが理由で来ていただけていない方もいらっしゃると思います。

 そのように思っていらっしゃる方は是非、同期会をしてください。現役時代だったときの同期、先輩や後輩でもいいと思います。リーグ戦や納会、その他激励会等を同期会だと思って来てください。今は電話番号を知らなくても連絡を取れる方法がいくつもあるので、是非、同期でお声を掛け合ってください。

 顔と名前も知らない現役に会って、話をするのは少し抵抗があるかもしれません。しかし、頑張っている姿を見ていただいき、話をしていただければ、もっと応援したいと思っていただける良いきっかけになると思います。

 立教テニス部の学生としてではなく、立教テニス部ファミリーの一員として、誰もが戦ってきたリーグ戦をもう一度一緒に戦いませんか。