“次の100年に願う事”

提供者: 昭和54年(1979)-鈴木康正。 区分: 寄稿文

 
 立教大学体育会硬式庭球部創立100周年おめでとうございます。

 今思うに、1916年に立教大学に硬式庭球部を立ち上げた諸先輩の方々の苦労は、多分、我々の想像を絶する事だったと思う反面、きっと希望に満ちたテニス部ライフだったに違いありません。それは、何もないところに、何かを創める、苦労と喜びは、私たちには想像できないからです。

現在は、OBの一人として、学生達と関わらせていただいていますが、何もかも豊かになり、テニスボールは、自由に練習に使える時代。今の学生たちに何を望んでいくか?当然、我々が、現役だった時と同じ王座優勝です。是非、次の100年までに実現してほしいものです。

 現在のSt.Paul`s Tennis Club は、今回、100周年の実行委員長の浅見 豊先輩を中心にしたOB,OG,の元、実り多いクラブになっていますが、そこまでの道程は、色々ありました。現在は、組織化されてOB,OGのみんなで、年間スケジュールを
決めていますが、それまでは、先輩OBが、若いOBに声をかけてくれて集まる様なものでした。それは、それで、楽しいものでした。この先、セントポールテニスクラブは、次の100年に向けて出発しますが、創部100周年の時は、良い時代だったと言われないように発展していただきたいと思っています。

 では、最後に1978年(四年時)のチームメイトを紹介します。キャプテン秋元英晴、マネージャー角野俊平、岩立文雄、加倉井理、久保勝延、潤田雅之、毛利毅裕、原田豊、渡辺薫、そして、私、鈴木康正の10人です。何度か、みんなで、温泉旅行に行っていますが、今年は、還暦なので、また、温泉旅行の企画を練っています。

テニス部にとって100周年が、通過点で、これからも試練を乗り越えて、益々繁栄する事を願って締め括りたいと思います。

昭和54年社会学部観光学科卒業(1979年)
鈴木康正