文武両道

提供者: 平成25年(2013)-松沼豊人。 区分: 寄稿文

  
 先ず始めに立教大学体育会テニス部創立100周年を心からお祝い申し上げます。私が在籍していた際も歴史のある伝統校である事は実感していましたが、100年という数字を前に改めて立教大学体育会テニス部に在籍できた事を誇りに思います。またここまでテニス部を存続されてきた先輩方に感謝の意を表します。

 私が在籍したのは2009年から2013年で、目標としていた2部昇格は叶いませんでしたが、2年次に3部昇格を味わう事ができました。武市前監督、山田現監督との4年間の歩み、小野田コーチを始めとするコーチ陣・OB/OGの皆さんのサポート、中島前総監督の集合での喝……濃く、恵まれた環境に日々感謝した4年間でした。入部当初、結果が出ず立教大学で本当に自分はよかったのかと考えてしまったこともありましたが、同期の木田・金森のサポート、メンバーの理解、OB・OGの方々のサポートにより3部昇格、インカレ出場など忘れ難い沢山の経験をさせてもらい、また大切な人脈を築くことができました。卒業した今では心底立教に入ってよかったと感じています。
 
 立教大学テニス部の素晴らしさは、人脈、コーチ陣・トレーニング環境、OB・OG会のサポート、文武両道ができる環境だと思います。中でもここ数年のOB・OG会のサポートによるリクルート、コーチ陣、コート等の環境整備には目を見張るものがあります。またテニスの技術的な鍛錬だけでなく、ジュニアクリニック、合宿、総会納会など多くのイベントを通じ、実際に社会人になって役立つようなスキルを身につけることもできます。単純に比較は難しいかもしれませんが、他大学の学生の話や、練習に参加した経験から見ても、総合的に1部校や2部校にも勝る素晴らしい環境だと思います。
 
 100年という数字に合わせるかのように、年々良くなっているテニス部の環境、これに見合った結果を念じてやみませんが、この環境を生かすも殺すも学生次第であることは間違いありません。その学生を今後は自分がしていただいたようにサポートしていきたいと思います。私自身も何がサポートになるのか模索中ではありますが、ちょっとした1本のメールや会場でいただいた声援や頑張ってという言葉それだけでも嬉しかったことを思い出し、できることをしていきたいと思います。OB・OG、コーチ陣、現役全員で必ず男女共に1部昇格を果たしましょう。最後になりますが、立教大学体育会テニス部が今後も長く存続することを強く願っております。

平成25年卒 松沼 豊人